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第12回 「同人ゲーム紹介:VOCALOID狂騒曲」(2009/06/27) 

 今回もアスガルドの「創作ゲームプレイチェックサービス」をご利用いただいた同人ゲームを紹介いたします。
 ニコニコ動画の人気コンテンツの一つ、「各種VOCALOIDソフトによって製作されたオリジナル曲」を題材にした
「VOCALOID狂騒曲」です。



 プレイヤーはVOCALOIDオリジナル曲の後援者となって、目当ての曲が定期的に開催される「VOCALOIDランキング(ぼからん)」
の上位にランクインする事を目指して様々な活動を行います。自分の場には手札又は場札から2枚まで曲カードをセットする事が
出来、コメントカード・職人カードや(「歌ってみた」・「3D-PV作ってみた」などの)支援動画カードで、動画の再生数を増やしていきます。



 職人カードを配置する事ができればコメントカードによる再生数を大きく伸ばす事が出来ますし、一部の支援動画カードは場に残って
定期的に再生数を押し上げてくれます。組み合わせ(カードコンボ)を駆使して再生数10万以上の”殿堂入り”を狙いましょう。

 カードの設置はサイコロによるチェックが必要です。コメントカードは全体的に設置が容易く、職人カードはほぼ半々の確率。支援動画
カードの中でも高い効果の物はサイコロを振って2以下とかなり難しいです。他のカードによって成功率を引き上げることが出来るので、
うまく組み合わせを考えていくのが戦略上重要になります。

 他プレイヤーへの介入要素として、荒らしカードによる妨害が可能です。他人のコメントカードや支援動画カードの成功率を引き下げ、
再生数の伸びを抑える事が出来ます。荒らしもコメントの一つなので、少し再生数を上げてしまうのはご愛嬌ですね。

 コメント・職人・荒らしカードは曲カードの上部「コメントウインドゥ」の右側に配置され、新しいカードが追加されると左にずれていきます。
 コメントウインドゥは3枚分のスペースなので、押し出されたカードは捨てられます。これは、ニコニコ動画でも古いコメントは消去される
ことを反映していて、よく出来ているなぁと感心させられる事しきりです。



 (追加セット導入後の環境では)場には6枚の曲カードが公開されており、ここから新しい曲カードを入手する事が出来ます。
 他人の集めている曲カードの傾向を見極め、場を流したり曲を横取りする事も重要ですね。

 また、追加セットでは突発的に起きるイベントも導入されており、短期間で決着をつける日刊(月間)ぼからんで追加の勝利点を
取り合うこともあります。



 勝利点の精算中です。ゲーム開始時に2枚配られる「セレクションカード」のうち1枚を公開して、成功していれば追加の勝利ポイント
を得られます。今回のプレイでは12月に公開された曲を集めるセレクションを狙っており、高得点を稼ぐ事が出来ました。(チップは
ぼからんでの入賞で得られた勝利ポイントを表示しています)

 ゲーム中にて採用されている曲はすべてそれぞれの曲の製作者の方々から許可を取って使用されています。
 ダイスの出目に一喜一憂させられる運の部分と、高得点を狙うための戦略性の部分が上手く混ざり合っているボリュームたっぷりの
ゲームです。

 ゲームマーケットやコミックマーケット、VOCALOID関連の同人即売会にて出展される事がある他、秋葉原の「ボークス夢の国」・
「レンタルBOXザウルス」での委託販売も行われているそうです(イベント開催前には在庫を引き上げる事があるので注意されたし)。
 詳しい動向はこちらのブログでチェックしてみてください。


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